パノラマ撮影
上空5.5mから撮影可能!
アンテナポールを使用した超長一脚
岸本陸一さん http://www.ksmt.com
QTVRを用いた360度パノラマ写真を精力的に発表。超ローアングル、超ハイアングル、近接パノラマなど斬新な構図を得意とする。
自家製のパノラマヘッドにEOS10Dとシグマ8mmを取り付け、6mmの蝶ねじでアンテナポールに固定
リモコンと10mの延長コード。すぐからまるので、リールを自作した
ステップを自作。長くて不安定なアンテナポールをスムーズに伸ばせる。
カメラ:EOS10D レンズ:SIGMA 8mm
植木市の全貌を上空約5mから撮影。QTVR用には72度ごとに5枚撮影し上下左右360度をカバーする
PanoramaToolsというソフトウェアを使って合成を行いQTVRを作る。真下を見たところ。一脚はレタッチで消してある。
 長い棒を使ってカメラを高く持ち上げてパノラマ撮影することをポールパノラマという。 パノラマ写真は魚眼レンズや広角レンズを使って撮影するため、これぐらいの高さでも航空写真のような効果が得られる。

 ところが、ポールパノラマ用の長い棒は市販されていない。アルミパイプ、物干し竿、一脚の2本継ぎ、テントの支柱を改造したものなどを試したが、持ち運び困難、強度不足、高さ不足、うまくカメラが取り付けられないなどの理由により失敗。

 そんなとき秋葉原の無線屋で移動用アンテナポールを見つけた。アマチュア無線の移動用アンテナを高く上げるためのもので、 伸長(5.5m)、縮長(1.4m)、重量(1.5Kg)、強度、価格(7千円程度)とも適切である。5段一脚と同じ構造。先端に6mmのメスねじが切ってあり、自作のパノラマヘッドを取り付けられる。無線屋の話では、サッカー応援団が旗振り用 に買っていくとのこと。

 最下部にステップを取り付け、転倒の問題を解決した。ステップを足で踏むことにより、安全に伸ばすことができる。 自転車の空気入れと同じ理屈。片手で棒を垂直に保持できるため、レリーズも容易。

 もうひとつの問題は、リモコンケーブル。長いので簡単なリールを自作したが、やはり延ばしたり巻いたりは面倒。 無線リモコンの導入を考えている。パノラマに限らず、長い一脚をお探しの方におすすめ。
超長一脚で航空写真
人物予備
ポール予備