EOS10D日記その4

---ksmt.com---10D日誌---ご意見、ご感想などこちらまで---掲示板---メール---


2005年10月23日 モータショーに行ってきました。

幕張のモータショーを見に行ってきました。すごい混雑と聞いていたのですが、それほどでもなく、全部見ることができました。あおりレンズに気をとられて、出かけるときに肝心のSigma 8mmを家に置き忘れてしまいました。気付いたのが幕張のちょっと手前で、あきらめて今回は主にEF 17-40mmF4で撮影しました。いつもと少し違うQTVRになる予定ですので、少々お待ち下さい。

昨日作ったアオリレンズをちょっと試したのですが、EL-NIKKOR 75mmは特に問題なく使えました。シャープです。ただし、ちょっと広角なので、ピントを合わせるのが大変。Symmar 135mmの方は、開放ではフレアがすごく、ストロボを正面から焚くと、それだけでフレアが盛大にでます。光るものでも同様。F11くらいまで絞ればよさそうです。


2005年10月22日 ksmt.com特製アオリレンズ新製品 - Symmar 135mm, EL-NIKKOR 75mm

ksmt.com特製アオリレンズ新製品2機種作りました。 Symmar 135mmと EL-NIKKOR 75mmです。

 
Symmar135mmからTOYO シャッターレンチのCOPAL-0のところを使って、リンホフボードをはずす。ちょっと見にくいが、シャッターレンチの上辺にはSEIKO-1と書いてある。

 
EL-NIKKOR 75mmにはプラスティックのケースがついている。底の部分には39mmスクリューマウント(メス)が切ってある。
 
この部分だけノコギリで切り離す。万力に挟んでカナノコで切れば簡単(写真は愛用の万力。吸盤でテーブルに張り付く。) 39mmスクリュー(メス)のできあがり。

 
ジャンクのレンズを買ってきて、EFマウントだけを取り出す。金属マウントがいい。マウントをとりはずしやすくするためには、鏡胴を少し残しておく。古いシグマのレンズは金属鏡胴なので都合が良い。ただし、75mmなどの焦点距離が短いレンズではアオれなくなってしまうので、鏡胴を残す必要はない。ジャンクで見つけた時買っておくとよい。今回は池袋のビックカメラ専門店のジャンクコーナーで一個千円で購入。うまく探せば五百円くらいでも入手可。


適当なジャンクの袋にレンズ用とマウント用に穴を開ける。今回75mm用にはソニーのコンパクトカメラ用のソフトケースを使用。135mm用にはタムロンのレンズの袋を使用。黒い人工皮革が良い。ケース類はジャンク屋で百円から三百円くらいで買えるので、適当なものを見つけたら買っておく(こんなことするの私だけだと思いますが)。


レンズを袋の穴に入れて固定する。今回はどちらのレンズも後ろにネジがあるので、メスネジで挟み込んだだけ。レンズが軽いので、これで十分固定できた。前回より知恵がついて、ファスナーつきの袋を使用。ファスナーをあけて内部の作業を行った後、ファスナーを閉めれば完了。不具合があったら、またファスナーをあければよい。前回は毎回糸で縫っていたので大変だった。EL-NIKKOR用の袋蛇腹はかなり大きめに作ってあるので、100mmくらいの引き伸ばしレンズなら使用可能。つまり一種のライカL-EOSマウントアダプタですね。


マウントを袋に固定する。Symmarは裏で針金で締め上げた。EL-NIKKORは瞬間接着剤で接着。軽いので問題ない。

 
完成した袋蛇腹。Summar135mmの方は、マウント部分が回転する。写真のように袋を横にすれば、上下のティルトがしやすく、90度回転すれば、左右のティルトがしやすくなす。135mmのフランジバックを確保するため、どうしても大きくなる。EL-NIKKOR75mmの方は、マウントをじかに接着したので、フランジバック75mmでも余裕でティルトできる自由度の高い設計になった。66のイメージサークルだが、結構アオレる。

作例は後ほどアップします。JPEGにレンズの焦点距離が書いていないので、どのレンズでとったのかすぐに分からなくなります。レンズ交換の前に、次のレンズを撮影しておいた方がよさそう。

先週買った、Tessar13.5cmとFujinon 150mmの写真を当日の日記に追加しました。


2005年10月21日 Carl Zeiss Jena Tessar 13.5cm F4.5

本日Carl Zeiss Jena Tessar 13.5cm F4.5(くもりも拭き傷もない良品)を代々木カメラで購入。18,000円也。 COMPURの古い古い不思議なシャッター付き。このシャッター、ちゃんと動きます。 レンズボードおよびレンズボードを止めるネジがついていないので、すぐには使えないのですが、 眺めているだけでも楽しくなります。
 
正面右のレバーがシャッターチャージ。上のダイアルがシャッター速度。左のダイアルが、タイム(Z)、バルブ(D)、1秒から1/200秒(M)。左下がシャッター。さらにそのちょっと下に絞りレバー。

絞りの指標には、、4.5, 6.3, 9, 12.5, 19, 25, 36, 50 と普通とは半絞りすらした数値が書いてあります。変わってますね。

大判レンズのことは全然分かっていなかったので、 他のレンズの止めネジが使えるとばかり思っていました。お店の人も、そう思っていたようです。 いずれにしても、レンズボードの止めネジをはずすレンチは必要なので買うことに。 お店の人の話では蟹目またはコンパスを買えとのことでしたが、ヨドバシで聞くと、TOYOのシャッターレンチ( http://www.toyoview.co.jp/levels.htm )をすすめられ、 千円と安かったので、これに決定。

4種類のシャッターの各サイズのネジが扱えます。小さいものから順に、

1 COMPUR-0/SEIKO-0
2 COPAL-0
3 COPAL-1/COMPUR-1
4 SEIKO-1

ところが困ったことにTessar 13.5cmのレンズボードとりつけネジは、明らかにCOMPUR 0番ではありません。ひょっとしたらCOMPUR 1番なのかもしれませんが、見たことがないので分かりません。COMPUR 1番シャッターをWebで検索したのですが、どこにも出ていません。Carl Zeiss Jena Tessar 13.5cm F4.5もうまく見つかりません。eBayには何個か出品されているようですが、写真がないので同じものかどうか分かりません。一個だけ写真が見つかったのですが、シャッターは明らかにわたしのより新しいものでした。

しかし、よく見ると、どっかで見たスクリューです。 試しに引き伸ばしレンズと比べてみると、全く同じ。ライカLスクリューマウントだったわけですね。 これなら簡単です。引き伸ばしレンズのプラスティックケースの底の部分を適当に切れば、39mmスクリューリングが 簡単に作れます。私の場合、強く締め付ける必要はないので、多分これで十分です。 結局TOYOのシャッターレンチはこのレンズのネジをまわす役には立たず、ただその表面に書いてある文字だけが大いに役にたったのでした。 蟹目レンチを買っていたら決して気付かなかったでしょうね。

よく考えてみると、F4.5というのがそもそも怪しい。大判レンズのF値は口径比そのものですので、0番シャッターを使えばF5.6以下にはならないはず。135mmでF4.5というのは明らかに大口径ですので、レンズもシャッターも大きくて当然です。F値を見ただけで気付くべきでした。

このレンズがきれいなのは、引き伸ばしレンズとして使われていたせいかもしれません。それならリンホフボードがついていないのも納得できます。価格が安いのも、イメージサークルが4x5でアオルには少し足りないのも、引き伸ばしレンズということなら納得できます。フランジバックは135mm程度です。昔はレンズが高価だったので、ライカLレンズを撮影用と引き伸ばし用に兼用するのが普通で、そのため引き伸ばし機はライカLマウントになったと、どこかで読んだことがあります。この大判レンズも引き伸ばしレンズと兼用にするため、ライカLマウントにしたんでしょうね。

古代のレンズの謎解きをするのは面白いのですが、何しろ私は大判カメラもライカも引き伸ばし機も使ったことがないので、的外れな謎解きかもしれません。 Carl Zeiss Jena Tessar 13.5cm F4.5について詳しいかたがおられましたら、是非教えてください。掲示板に書き込んでもらうと助かります。

週末にレンズの写真を撮ってのせますので、お楽しみに。

---ksmt.com---10D日誌---ご意見、ご感想などこちらまで---掲示板---メール---


2005年10月19日 75mm、135mm、150mmレンズ

マミヤセコール105mm(ジャンクで3000円)の成功に気をよくし、75mm、135mm、150mmレンズの安いのを買いました。(各店で一番安いものばかり) どれもかなり古く、少々難アリですが、私の使い方なら”味”として許せる範囲ではないかと思います。後で、袋蛇腹作ります。

Nikon EL-NIKKOR 75mm F4(旧型) フジヤカメラ用品館で3、280円也。6x6用の引き伸ばしレンズです。レンズはきれいなものですが、旧型というだけで安くなっていました。80mm(6x7用)を迷ったのですが、75mmのほうがかなり小さいのと、値段が半分くらいなので75mmにしました。カメラとレンズの間が3cmくらいとれますので、なんとか袋蛇腹作れそうです。広角という意味ではホースマンの65mmも考えましたが、後ろ玉が大きくアオリができそうにないのでやめました。それに価格も3万円以上します。EL-NIKKOR 75mmならものすごく小さなレンズが作れそうです。


Schnider Symmer 135mm F5.6(くもりあり) Copal 0番シャッター、リンホフボード付。 大庭照会で13,000円也。一週間保障つき。古いレンズ(多分25年くらいまえのものとのこと)なので、くもっていますが、私が見てもよくわからない程度。安いですね。古いレンズの味が出ることを期待できます。CopalのシャッターはSEIKOと違って、シャッターチャージしなくてもシャッター開放ができるので便利です。


FUJINON W 150mm F5.6 (ほこり混入) Seiko シャッター、リンホフボード付。フジヤカメラの2階で8,400円也。値段の割にはきれいです。4x5の標準レンズである150mmは数が多くて安いです。150mmは10Dにつけると35mm換算で240mmとなり、相当な望遠レンズになります。一体どんな絵が撮れるのか分かりませんが、楽しみです。


カールツァイスイエナの135mmも結構安かったのですが、かなりくたびれていたので、今回は見送り。ローデンストックとニコンの大判レンズは、あまり安いのが見つかりませんでした。120mmか135mmで安いのがないか、もうちょっと調べてみようと思います。


2005年10月17日 QTVR撮影絵巻

今までいろいろなQTVR撮影方法を試してきましたので、簡単に解説します。
三脚使用: 最初はこれからスタートしましたが、最近は夜景以外使っていません。正確ですが機動力に欠けます。
一脚使用: これも最初から使っていました。結構精度が出ますし、雲台に回転部分が不要。機動力はまずまず。
標準位置: 手持ちです。数的にはこれが一番多い。精度は悪いですが、機動力があります。
高位置、中低位置、低位置: ノーファインダーの手持ちです。斬新なアングルが得られます。私はよく使います。
超長一脚: 別名ポールパノラマです。ユニークなアングルが得られますが、長い棒の持ち運びが不便です。
一脚(三脚)持ち上げ: 高位置より高いアングルが必要で、超長一脚を持っていないな時に使います。結構便利。
必殺縦回し: ビルの屋上、崖下、海の上など普通は行けないところのQTVRが撮影できます。Panorama Toolsでスティッチ可能。

この他にも水中撮影、凧による空中撮影などがありますが、絵を描くのが面倒くさいのでやめときます。ちなみにこの絵はPowerPointで描きました。リアルな絵を描こうとしてPhotoshopやIllustratorで描こうと試みましたが挫折。短時間で仕上げるなら、仕事で使い慣れたPowerPointが一番でした。


2005年10月16日 写真の整理

外は雨なので、今日は写真の整理。私は次のような方法で写真の整理をしています。結構うまく行っている(と思っている)のでご紹介します。

記録媒体:
以前はCDD−RとかDVD−Rにバックアップしていましたが、データサイズ的にも、時間的にも無理があるのでやめた。今は250GBの外付けハードディスクを使っている。このディスクをマスターとし、基本的にこのデータのみを修正しする。ノートPCが2台あるので、必要に応じてノートPCのディスクにコピーする。このディスクが壊れた時のことは考えないようにしている。毎週1GBほど増えるので、バックアップはほぼ不可能。

CFからのコピー:
撮影したら、まず外付けのハードディスクにそのままコピーする。フォルダー名を"051016雨"(年月日題)のようにつける。これでいつもこの順番でリストさるので、検索が容易。

QTVR撮影時の注意:
QTVRは3枚から30枚くらいを1セットをして撮影する。私の場合通常5枚、6枚、7枚(横5枚+上下2枚)だが、動くものが入っている場合、同じ角度で大量に撮影する場合がある。1セットの区切りとして、必ず自分の手のひらを写しておく。他の方法も試したが、これが一番確実。レンズを左手で覆って、シャッターを切るだけ。これがあるとないとでは大違い。露出を見るだけの写真が混在しているので、これがないと後の整理が大変。ほぼ真っ暗な写真なので、データ量は小さい。不要な写真を現場で消すのは危険。ただし、AFを使っているときにはシャッターが切れないので注意。

写真の整理:
手のひらの写った区切り写真を元に、QTVR1セットを1フォルダーに分けていく。フォルダー名の付け方が重要。これで整理完了。後は、QTVRの場合スティッチ、普通の写真の場合レタッチ。

プリント:
人に差し上げる写真が多いので、PIXUX 9900iで2Lサイズでプリントしています。この場合は人毎に分類した方が便利。プリンターに付属のソフトで特に問題ありません。


2005年10月15日 飛行機の中でPTGui 5.0

今週木曜日、帰りの飛行機に中で時間がいっぱいあったので、ノートパソコンのタッチパッドだけを使ってPTGui 5.0でQTVRのスティッチしてみました。もちろんエコノミークラスです。結果は大成功。手持ちでいいかげんに撮影し、さらに微妙に動く人がたくさん入った場合には自動でコントロールポイントを設定することはできないと思っていたのですが、見事に成功しました。
http://www.ksmt.com/panorama/051009fleet/san62.htm
ただ、Photoshopでタッチパッドを使ってのレタッチはちょっと甘く、結局家に帰ってからタブレットを使ってレタッチだけやりなおしました。しかしながら、ほぼ全自動でスティッチできる効果はやはり絶大です。Photoshopがもうちょっと使いやすければ、飛行機の中で問題なくQTVR製作できます。私の使っているPhotoshop Elements 2.0では、クイックマスクレイヤーを選択して修正中に、操作の取り消しを行うと、どういうわけか左隣の通常レイヤーが選択されてしまいます。これに気付かず作業を進めてしまうと、元絵が変わってしまうので大変不便です。Elements 3.0とかCS2では直っているのでしょうか。もし直っているのであれば、バージョンアップが必要ですね。


2005年10月14日 5D品薄

帰りに某カメラ量販店に行ったら5Dがおいてあったので、ちょっと触ってみました。そしたらお店の人が話しかけてきて、今なら一台在庫ありますよとのこと。出たばかりなので在庫は普通ないが、さっきたまたま予約のキャンセルが出たのでラッキーですよとのこと。それならせっかくなので買いますと言って、CF欲しさに同時購入するレンズをどれにするかしばらく迷っていました。やっと85mmF1.8に決まり、お店の人が品物を取りに行ったのですが、なかなか帰ってこない。やっと帰ってくると、予約をキャンセルした人が、やっぱり買うと電話してきたのでやっぱり売れないとのこと。今日は買うなという神のお告げと思い、あっさりと納得。しばらくは10DでQTVRとアオリ写真をやっていようと思ったのでした。二ヶ月もすれば、いつでも買えるようになるでしょうから。しかし、小売業も大変ですね。私はどっちでもよかったんですが、お店の人はとても悔しそうでした。


2005年10月13日 702ユニークアクセス

(BBSから転記)いつも”新藤修一の仕事場”( http://shindo-s.com/index.html )を見ていまして、勝手にまねをさせてもらっています。日記とかAFテストとか電池テストとか。先日ダイナミックレンジの記事に激しく同意したのでメールを送ったところ、10月10日の新藤さんの日記でksmt.comが紹介されました。すると普段はわずか50ユニークアクセス程度なのに、10月11日はなんと702ユニークアクセスになったのでした。新藤さんのホームページ恐るべし。QTVRばかりではなく、普通の四角い写真にも少しは力を入れようと思ったのでした。


2005年10月8日 Signa 8mm DG 発表

Sigma 8mm がDG化され、10月29日に発売されるそうです。フレア・ゴーストを軽減、良好なカラーバランスと書いてありますので、画質面では期待できます。
http://www.sigma-photo.co.jp/news/8_4_dg.htm
一方、絞りの問題が改善されたとは書いていません。プレスリリースには普通書かないと思いますが。秘密裏に改善されているといいですね。
シグマからキヤノンマウントの10.5mmが出るとうれしいのですが、あまり売れないかなぁ。8mmが生産中止にならなかっただけでもよしとしなければならないのかもしれませんね。年間何本ぐらい売れるものなのか聞いてみたいものです。でも、世界中で見ると結構売れてるかも。新品で買える円周魚眼は世界広しといえど、シグマとロシア製のもの以外ありませんよね、多分。


2005年10月7日 引き伸ばしレンズ

マミヤセコール105mmが自作の袋蛇腹でEOS10Dにうまくつながったので、他の焦点距離も欲しいと思いレンズを探してみました。マミヤプレス用のレンズをヤフオクで探したところ、75mmF5.6、127mmF4.7などが見つかりました。でも、ちょっと暗いですね。そこで思いついたのが、引き伸ばしレンズ。6x6用のエル・ニッコール75mmF4.0などが適当ではないかと思います。Webで探したら、使用例がありました。なんとこの方は、マミヤプレスなど多数のレンズをEOSで試されたようです。なかなか面白い。
http://www-esl2.isc.chubu.ac.jp/mun/camera/enlarger/enlarger-lens.html
http://www-esl2.isc.chubu.ac.jp/mun/camera/MAMIYA-EOS/MAMIYA-EOS.html
引き伸ばしレンズは中古屋さんでも程度のいいものが安く買えるようですので、今度探して見たいと思います。マウントは39mmのスクリュー(ライカL?)らしいので、マミヤプレスよりはスマートに蛇腹につなげられるかもしれません。
http://www.nikon-image.com/jpn/products/lens/el/40over/75mmf4n.htm


2005年10月6日 彼岸花

彼岸花について調べてみると、次のようなページが見つかりました。花言葉は「悲しい思い出 」だそうです。ばあさんは死人花(しびとばな)という異名で呼んでいました。お墓にたくさん生えるからでしょうか。葉がない変わった姿のせいかもしれませんね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%8A
http://homepage3.nifty.com/kusudadb/Higan/yomimono.htm
http://www.hana300.com/higanb.html


2005年10月5日 QTVRの自動回転

http://marumu.minidns.net/soccer/cgi-bin/source/up0035.htm?http://www.ksmt.com/panorama/050615disney/cast1.mov
とやればいいそうです。QTVRファンさん、ありがとうございました。

■フリーソフト QTVRスピン QTVR.htm 2.00 ソースリスト ダウンロード 
http://marumu.minidns.net/soccer/cgi-bin/source/up0035.htm
■フリーソフト spinControl:Hextended/Eirann (english/irish) ダウンロード
http://spincontrol.cheathamlane.net/zeeDownloads/exEirann.zip


2005年10月4日 フランジバック一覧表

Nikonの10.5mmをEOSにつけようと思い調べたところ、ムサシさんのページでフランジバック一覧表を見つけました。マミヤプレスは61mmでEOSが44mmなので17mm余裕があるようです。使った感じでもそのくらいです。
http://www.camera-musashi.co.jp/adaputer1.html
主な数値は次のとおりです。フランジバックの長いレンズは、短いボディーにつけても無限遠が出ます。他のは近くにしか焦点が合いません。マウントアダプターの中に補正レンズを入れる必要があります。
ニコン 46.5mm
EOS 44.0mm
ミノルタアルファ 44.5mm
キヤノンMF 42.0mm
コンタックスRTS 45.5mm
ペンタックスM42 45.5mm
オリンパスOM 46mm
ペンタックス645 71.0mm
ペンタックス67 85.0mm
マミヤプレス 61mm


2005年10月3日 PTGui 5.0を使ってみました

良くなった点
1. Photoshopのデータ出力に機能アップがあります。Blended panoramaというのを出力すると、こんなレイヤー構造になります。各画像のレイヤーも一緒に出力できますので、自動スティッチで気になるところだけ直せます。各レイヤーは最初全部のクイックマスクで見えなくなっていますので、マスクをちょっと消すだけですみます。黒い四角の中に白い点が少し見えますが、これが私が修正したところです。彼岸花の例です。Indivisual Layers onlyオプションで以前と同じ出力になります。


2. 画像が一気に回転できる。Select Source Imagesの右にRotateボタンがあります。

3. Generate Control Pointsでコントロールポイントの自動作成。使える場合と、使えない場合があります。私のようにノーダルポイントがずいぶんずれている人には厳しいようです。


2005年10月1日 彼岸花

快晴だったので、サイクリングをかねて彼岸花の名所である伊勢原の日向薬師に行ってきました。花の盛りは少し過ぎていましたが、夕日をあびて、なかなかのものでした。見学コースが設定されていて、それ以外のところには入れないため、望遠系のレンズが必要です。35mm換算で100mmくらいのレンズが使いやすそうです。私はMamiya-Sekor 100mm F3.5で撮りました。あおりがなかなか有効。彼岸花をやわらかい雰囲気で撮影してみました。
http://www.ksmt.com/panorama/051001higan/051001higan.htm


2005年9月28日 PTGui 5.0は強力

掲示板でPECさんに教えてもらったのですが、PTGui 5.0は大幅に改良されているようです。是非バージョンアップされることをおすすめします。ちょっとだけ試しただけでも、次のような点が改良されていました。http://www.ptgui.com/
1. コントロールポイント自動設定 (Generate control points) 普通の画像なら手動で設定する必要はなさそうです。
2. Photoshop出力(Create panorama) つなぎ目の処理が格段に良くなっています。周辺光量落ちもうまく補正されているようです。旧作もPTGui5.0でスティッチし直そうかと思いました。
3. Project Assistant 横位置で水平の出ている画像なら、これ一発でスティッチできそうです。但し、縦位置の画像は回転してくれないようですので、Advanced>>ボタンを押して、昔のモードでやったほうがいいようです。
4. ライセンスは以前のものが自動的に引き継がれます。新たに購入する必要はありません。

チュートリアルはPTGui 5.0で書き直した方がよさそうですね。スティッチとレタッチの手間が大幅に減りそうなのでうれしい限りです。これからQTVRを始める方にも朗報です。今までの苦労は何だったんだろうという気もします。一方、私の最近の作品はかなり特殊なので自動ではできないものが多そうです。うれしいような、うれしくないような。


2005年9月25日 大仏のステッチは大変

奈良の大仏は10枚継ぎなので、スティッチには3時間くらいかけたのですが、それでもアラが目立ったので、再スティッチしました。以前のスティッチをベースにさらに2時間くらいかけ、前よりはずいぶん良くなりました。それでも、まだまだ変なところがあります。やはり明暗差の大きいものを無理にスティッチするのは難しいですね。直線の多い建物を手持ちで撮影した場合は特に大変です。
一方、遠景のみの夕焼けは至って簡単。6枚継ぎですが、わずか30分ほどで終了しました。
http://www.ksmt.com/panorama/050908nara/050908nara.htm


2005年9月24日 プリンターのコントラスト

今日は台風17号の接近で一日雨。しかたないので、以前撮影した写真の整理。整理と言っても、プリンター(CANON 9900i)でプリントするか、Webにのせるかのどちらか。

コントラスト最低の設定で撮影したjpegはレタッチなしでプリントできるので、とても便利。プリントするとすごくコントラストが上がってしまうような気がします。画面で見ると、非常に眠たい画像ですが、プリントするとばっちりです。人にさしあげる写真は全部顔が入っていますので、明るめで低コントラストの方が断然きれいに見えます。今日は少年野球と中学の文化祭の劇。

一方、Webにのせる場合は、ちょっとコントラストを上げたほうが見栄えがします。たまにはQTVR以外の写真と思い、サーフィンにしてみました。


2005年9月23日 デジタルカメラマガジン10月号佳作

PECさんの影響でデジタルカメラマガジンのコンテストに一枚だけ応募したものが、幸いにも10月号の佳作に選ばれました。調子こいてデジタルカメラマガジン関連のページを作りました。

http://www.ksmt.com/dcm/dcm.htm


2005年9月19日 ノーダルポイントをはずした方がいい場合

QTVR用の撮影では、できるだけノーダルポイントを出すよう努力しています。しかし、わざとノーダルポイントをはずした方がいい場合がきっとあると思っていました。前日、通天閣をレタッチしているとき、このケースに初めて遭遇しました。通天閣の窓の外には手すりがあります。邪魔なのでこれを消したのですが、この時ノーダルポイントのずれを利用できます。もし仮にノーダルポイントが出ていると(実際には決して出せませんが)、すべての画像の手すりが一致するので、うまく消せません。しかし、ノーダルポイントがずれているので、隣接する2枚の手すりは、ほぼ直交することになります。交差する部分以外は、レイヤーマスクの処理で簡単に消すことができます。PTGuiでレイヤーマスク付きのPhotoshopファイル出力の威力です。交差する部分だけは、お絵描きになりますが、面積が小さいので目立ちません。

なぜこんなことが起こるかというと、被写体との距離の差です。手すりはカメラの近くにあるので(2mくらい)ノーダルポイントのずれの影響を強く受けます。しかし、遠景は100m以上の距離がありますので、ほとんどノーダルポイントのずれの影響を受けません。


2005年9月18日 中秋の名月

ISO100 F11 1/250sec EOS10D + EF300mmIS + EF1.4x ピクセル等倍で切り取り。
夜9時半ごろの撮影。満月ですが、右上がちょっとだけ欠けているのがわかります。月の明るさは真昼の地球と同じと聞いていたのですが、撮影してみると本当に明るいですね。それに動きが非常に速いです。バッテリーが切れたので家の中に取りに入った間にファインダーの端に動いていました。


2005年9月17日 手縫いの袋蛇腹

材料は全部そろったので、いよいよレンズの製作開始です。レンズ(MAMIYA-SEKOR 100mm)とEFマウント(ジャンクのシグマから取り出したもの)があるので、これらをつなげる袋蛇腹を作るだけです。女房の裁縫箱を借りて、朝から袋蛇腹を手縫いで作りだしました。一号機は人工皮革で太目の円筒を作り、ギャザーを入れてレンズとマウントに貼り付ける作戦。一応完成したのですが、分厚い人工皮革にギャザーを入れるのは大変。苦心の末完成して、セロテープでレンズに仮止めして試写。レンズが前に出たとき(近くのもの)はうまく写るのですが、無限遠のあたりが厳しい。蛇腹がレンズをマウントの間にはさまってしまい、使いにくい。また、ギャザーおのせいで、金属を人工皮革のつなぎ目がうまくいきません。

人工皮革の材料は、ジャンクで買ったマミヤの小物入れでした。もう一個ニコンの小物入れがあって、今度はこちらをバラして使おうと思ったのですが、よく見ると、すでに蛇腹の格好をしています。最初はどう見ても蛇腹には見えなかったのですが、一号機の失敗の後では、どう見ても蛇腹に見えます。小物入れの両側に穴を開けてレンズをマウントを突っ込めば、それだけでよさそうです。試しにやってみると、これはいい。一号機のように蛇腹がはさまることは決してありません。見た目もなかなかのものです。ただし、袋が閉じた状態ではレンズやマウントをしっかり固定することができません。しかたなく一旦袋を切り開いて、裏からレンズとマウントに固定後、再度縫い合わせました。手縫いの袋蛇腹の完成です。レンズが脱落すると怖いので、レンズ側にも、マウント側にもいっぱい穴を開けて、糸で縫いつけてあります。さらに細い針金で締め上げて光線漏れを防いでいます。袋蛇腹の材料費200円也。


手縫いの袋蛇腹をカメラに取り付けたところ。思い切りティルトできます。イメージサークルが巨大なのでなかなかけられません。カメラに取り付けてはじめて気づいたのですが、45度傾いています。いまさら縫い直すわけにも行かないので、斬新なデザインと言うことにしました。


変な格好ですが、手縫いのEFマウントのMAMIYA-SEKOR 100mm F3.5の雄姿です。


マウント側から見たところ。

早速近所の公園などで試し撮り。サンプルをご覧下さい。

私の自転車。あおっているつもりはないのですが。
商店街。開放(F3.5)で思い切りあおるとこんな感じです。
とんでもないところにピントがきています。
公園のベンチ。ぶれてますが、これくらいユルい方がいいかも。
奥の人物と手前の葉っぱにピントをあわせています。
左上から右下にかけて、斜めにピントがあっています。
フェンスにピントを合わせています。というか合ってしまいました。
水道から水が出るところ。ピクセルで切り出しています。
ストレートに撮っているつもり。
これくらいのクローズアップは問題なし。
ピントあわせは大変ですが、デジタルですのでバシバシ撮れます。
逆光には弱いですが、これも味の一部かと。
やっぱり普通のレンズとはちょっとちがいますね。
一時間ほど撮っていたら、ピントあわせに慣れてきました。


2005年9月16日 EFマウント

ヨドバシカメラでジャンクのレンズを購入しました。600円也。シグマの標準ズームです。ビスをたくさんはずして、金属マウントだけ取り出しました。うまい具合にマウントから2cmくらい鏡胴を残すことができました。これで簡単に蛇腹とつなげられます。EFマウントのレンズの中身は非常に複雑です。初めてEFマウントのレンズを分解したのですが、その複雑さに驚きました。絞り用と、フォーカス用にモーター2個とギア多数。ASICとかROMとかの回路も複雑。ズームの焦点距離を検出するブラシなんてのもあって、面白いです。

特に面白かったのは、マウントのすぐ後ろに2枚のスペーサーが入っていた点です。薄いスペーサーを使ってピント調整しているようです。確かにこれが一番簡単で確実なピント調整の方法ですね。


2005年9月15日 MAMIYA-SEKOR 100mm F3.5 (マミヤプレスの標準レンズ)

仕事で三鷹に行った帰りにちょっと時間があったので、中野のフジヤカメラを覗きました。ジャンク館で面白いレンズを見つけました。MAMIYA-SEKOR 100mm F3.5 (マミヤプレスの標準レンズ)です。大判用のレンズに、ヘリコイドをつけただけのものです。レンズもきれいだし、シャッターも問題なく切れます。ジャンクのEOSで覗いてみると、マウントを作れば使えそうです。ヘリコイドが巨大なので無限遠は出ませんが、ヘリコイドをはずしてしまえば、レンズ自体は小さいので、なんとかなりそうです。マミヤプレスは6x9cm版なので、イメージサークルは巨大です。これでレンズベイビーを作ってみようと思います。3150円也。参考文献:http://www.awane-photo.com/home/mamiya/camera/press/100f35.htm


自宅に帰って、ビスを4本はずしてみると、簡単にヘリコイドがはずれました。簡単な構造です。絞りもシャッターもちゃんと動きます。シャッターを開けっ放しにすることもできます。


2005年9月14日 レンズベイビー

ヨドバシカメラにレンズベイビーのサンプルが置いてあったので、ちょっと覗かせてもらいました。最近レンズベイビーはやってますので。ちょっと触ったところでは、思ったほどレンズが引っ込まず、無限遠でのアオリが結構難しかったです。これだったら自分で作った方が面白そうだと思いました。うまく作れるか分かりませんが、遊びでやってみようと思います。アオリ機構をまじめに作るのは不可能に近いですが、レンズベイビーの簡単なしかけでも十分ですね。アイデアだけ頂戴したいと思いました。


2005年9月8日 鹿のフン

奈良公園で鹿を撮影していたら、面白いことに気づきました。お食事中の方はごめんなさい。ご存知のように、鹿は黒豆のような黒くて小さなフンをします。わたしゃてっきり小さなフンが一個づつ出てくるものだとばっかり思っていたのですが、そうじゃないのです。たくさんのフンが複数の肛門から同時に出てきます。レンコンのような肛門です。ところてんのようでもあります。じっくりとごらん下さい。


フンをしながら歩いている鹿を良く見ると、


こんな具合に大量の小さなフンが出てきます。


フンがだいたい出終わったところ。肛門の様子がよく見えます。こんなん初めて見ました。


脱糞が終わると肛門は閉じます。きれいなもんですね。見事な脱糞でした。

この日の奈良公園はみごとな夕焼けで、まじめなQTVRも作りましたので、こちらもあわせてご覧下さい。
http://www.ksmt.com/panorama/050908nara/050908nara.htm


2005年9月3日 EOS 5Dを触りました

昨日、EF300F4ISを修理に出すため、銀座のキャノンに行ってきました。修理のついでにショールームで5Dを触らせてもらいました。ショールームに行けば、誰でも触れます。まだ試作機ということで、画像のお持ち帰りはご法度。持参したSigma8mmを付けて20枚くらいシャッターを押した感想は次の通りです。

・ファインダーを覗くと驚きます。Sigma8mmの円周画像を見たの初めてですので。

・5Dの後で10Dを覗くとSigma8mmが望遠レンズのように感じます。

・10D, 20Dと比べても意味がなさそうです。フィルムなら645と35mmくらい違います。趣味の問題ですね。

・完全な円周画像が得られます。液晶モニターで再生すると上下はぎりぎり入ってます。左右はもちろん余裕満々。

・ちょっと画素がもったいない感じがします。画面の真ん中に円画像あるので、1280万画素のうち半分くらいしか使っていません。

・シャッター音は20Dに近い感じ。10Dの方が明らかに静かです。

・操作系は10Dや20Dとほぼ同じなので、私には使いやすい。内臓ストロボがないのが大きな違い。

・ファインダーは未調整のようでした。上下の視野率96%ですが、4%はすべて下が切れます。ファインダー上では下が切れて円周画像になっていません。上は完全に円周が見えています。もうちょっとファインダーを上につけてほしいものです。

・連射性能は秒3コマですが、同じ3コマの10Dよりはちょっと遅い感じ。連射は期待しないほうがいいです。

・今回は試せませんでしたが、フォーカシングスクリーンが交換できるのが、最大のメリットかもしれません。方眼スクリーンが結構いいのではないかと思っています。

・ショールームのお姉さんについつい質問をしたり感想を言ったりしてしまいましたが、良い子は絶対まねしないように。円周魚眼とかQTVRのことなんて分かる訳がありません。

ところで肝心の修理の方は段取り通りいかず、まだまだ手間がかかりそうです。300F4の問題点と修理状況:
1. ISが振り切れた時(揺り戻しが起こった時)、カメラ側にエラーが出ます。実際の撮影では、10秒もたたないうちに必ず出ます。一ヶ月ほど前から、何度か試したのですが、必ずすぐでました。しかし、キヤノンのサービスセンターでは全くエラーが出せません。だいぶ粘りましたが、どうしても再現できません。他のボディーでも試したかったのに、それもできず。結局再現しないまま点検ということになりました。
2. フルタイムマニュアルフォーカスが動かない。全く使っていない機能なので、何で壊れたのか不思議ですが、こちらは再現しましたので、修理。

ついでに、10Dの撮像素子の清掃をお願いしたのですが、混み合っていてその日のうちには出来上がらないとのことで、あきらめることにしました。営業時間が午後7時までなので、午後6時に行ったのですが、遅すぎたようです。

残念ながらサービスセンターの窓口の方は、あまり詳しくないようでした。銀座ならと期待していたのですが、ちょっとがっかりです。まず、ISの故障でカメラ側にエラーが出るのは見たことがないとのこと。次に、ISのスイッチがどちらがオンでどちらがオフが分からなかった。そして、撮像素子にゴミがついているかどうか見てくれと言ったところ、よく見もしないで、ゴミついていないみたいですよとのこと。どこの窓口でもこんなもんですね。期待しないほうが良さそうです。でも良く考えてみると、私も反省すべき点が多い。仕事でいろんなものを売っていますが、自分の売っているものを使い込んでいるわけではありません。お客さんの方は毎日業務で使っているので、私よりはるかに詳しいのです。

---ksmt.com---10D日誌---ご意見、ご感想などこちらまで---掲示板---メール---