2014.3.29 Asakusa 浅草
Camera: Canon EOS 5D Mark II
No 9242 Voigtlander & Sohn in Wien und Braunschweig
PANTOSKOP No 4 R.O.J.A. vorm. EMIL BUSCH RATHENOW
Planar 1:3,6 F=110mm D.R.P. 92313 Serie Ia No 36606 Carl Zeiss Jena
汗ばむほどの陽気で、桜は一気に咲きだしました。浅草はたいへんなにぎわいです。和服を着た人も多く、とても楽しそうでした。和服は華やかで、浅草観光を大いに盛り上げていました。その他にも、大道芸や子供歌舞伎なども見ることができました。
No 9242 Voigtlander & Sohn in Wien und Braunschweig
浅草四丁目のスナック「みかん」のママ。お近くにお越しの際にはぜひ。(日曜祭日・第二第四第五土曜日は定休日)
F=3.6, Right: Pixel crop
1861年(万延元年)頃ウィーンかブラウンシュワイグで製造されたペッツバール型レンズ。焦点距離は125mmくらいです。江戸時代のレンズですが、金色の塗装の美しさを今でも保っています。
PANTOSKOP No 4 R.O.J.A. vorm. EMIL BUSCH RATHENOW
F=22, Right: Pixel crop
Pantoscop f22は1865年(慶応元年)発売ですが、このレンズにはROAJ(Rathenow
Optical Industry Anstalt)と刻印されていますので、1897年ごろのレンズだと思います。ラピッドレクチリニアのメニスカスを深くして広角化しています。F22開放ではソフトですが、F64くらいまで絞ればシャープになると思います。風景用なので、暗くても問題ありません。一眼レフでもファインダーの像が暗くてピント合わせが困難なので、昔のカメラでピントグラスを見てピントを合わせることは困難だと思います。
Planar 1:3,6 F=110mm D.R.P. 92313 Serie Ia No 36606 Carl Zeiss Jena
F=3.6, Right: Pixel crop
1899年(明治32年)に製造された初代のPlanar F3.6。絞り開放からシャープです。しかし、Planarと名乗っているわりには焦点面の平面性はないようです。マニアには残存する収差が面白いのですが、一般にはあまり受けなかったようです。さらに、焦点距離が長くなるとレンズが極端に重くなるという問題があるため、初代Planar
F3.6の製造本数が少なく(希少性はあります)、すぐ後に登場する小型軽量のTessarに主役を譲ります。同じPlanarでもF4.5のPlanarや、もっと暗いS-Planarはたぶん設計が異なると思います。