2014.8.7 Hibiya 日比谷
Camera: Canon EOS 5D Mark II
WOLLENSACK VERITO f-6 DIFFUSED FOCUS 6 1/2" No 13225
P. ANGENIEUX PARIS F.50 1:1.5 TYPE S21 No 292043
DALLMEYER SUPER-SIX F= 4" F/1.9 575685
Grubb Dublin 800
Konishiroku Hexar 1:4.5 f=75mm No 104488
Wollensak Verito F6のテストに日比谷公園へ。F4のVeritoは絞り開放ではソフトすぎるので、F6くらいまで絞ってソフト加減を調整して使うことが多いようです。F6のVeritoなら開放でソフト加減がいい感じです。
それと、借り物のAngenieux S21をDallmeyer Super-six 4"と比較など。
WOLLENSACK VERITO f-6 DIFFUSED FOCUS 6 1/2" No 13225
F=6.0, Right: Pixel crop
F=16.0, Right: Pixel crop
先崎彩乃さん F=6.0
松田望さん F=6.0
F=6.0でEOS 5Dでちょうどいいくらいのソフト加減です。他のレンズより暗いので、ISO感度を上げるのを忘れるとブレます。ソフトレンズはブレていても気づきにくいので注意が必要です。
P. ANGENIEUX PARIS F.50 1:1.5 TYPE S21 No 292043
先崎彩乃さん F=1.5
松田望さん F=1.5
昭和28年にパリのアンジェニュー社で製造されたExaktaマウントのレンズ。最近価格高騰で入手困難のため借り物です。4群6枚のダブルガウス型。ピントが合ったところは、ダブルガウス型らしい繊細な描写です。
マウントアダプタを介してCanon EOS 5D Mark IIで使おうとすると、Exaktaマウントの後端がミラーと衝突し、無限遠は写せません。これを防ぐため、マウントの後端の金属をやすりで削りました。APS-C機ならその必要はありません。
DALLMEYER SUPER-SIX F= 4" F/1.9 575685
先崎彩乃さん F=1.9
松田望さん F=1.9
Dallmeyer Super-Sixも4群6枚のダブルガウス型で、Angenieux S21と似た設計なので、描写も似ています。ただ、焦点距離が100mmと長いので、50mmのS21よりは余裕があります。現在のレンズは大口径の広角レンズでも画面全体が均一にシャープですが、昭和20年代や30年代の大口径レンズは50mmでも均一にシャープというわけにはいきません。焦点距離が長いレンズはイメージサークルに余裕があります(大きが画面の真ん中の良いところだけを使える)。もちろんレンズが大きく重くなるという代償を払わなければなりません。
Grubb Dublin 800
先崎彩乃さん F=3.5
松田望さん F=3.5
江戸時代末期か明治大初期にアイルランドのダブリンで製造されたペッツバール型のレンズ。開放からシャープです。
Konishiroku Hexar 1:4.5 f=75mm No 104488
先崎彩乃さん F=4.5
松田望さん F=4.5
多分昭和40年代頃の引き延ばしレンズ。テッサー型。シャープですが、前玉に細かい拭き傷がたくさんあるので、ハイライトのまわりにフレアが出ます。引き延ばしレンズは大変安く買えますので、改造レンズの入門に適しています。