2015.2.5 Jamin No. 1147 8x10 film
2015.2.18 Using Canon DPP "Linear" mode when RAW to JPEG conversion
on digitized image
Camera: Sinar 8x10
JAMIN Ingr Opticien 14 rue Chapon paris Brevete, 1147
Film: 8x10 Monochrom
Digitize: Canon EOS 5D Mark II + Pentax 67 Macro 4/100mm
Jamin Cone Centralisateur No 1147 lens manufactured in around 1857. This
big petzval lens covers 8x10 inch film. F=8.0 using inner stop. Around
1 second using lens cap. Negative film was digitized using Canon EOS 5D
Mark II.
2015.2.18 Improved digital data using Canon DPP "Linear" option
1857年頃パリのJamin社で製造されたCone Centralisateurと呼ばれるレンズをSinarに取り付けて、8x10のモノクロフィルムで撮影。と言っても、私はただ椅子に座っていただけで、撮影と現像はこのレンズの販売店であるFoto:Mutori。今日帰りにネガをもらってきました。シャッターはレンズキャップで約一秒の露出。絞りはだいたいF8.0。ネガフィルムをライトボックスの上に置いて、EOS
5D Mark IIで複写後白黒反転。紙焼きはしていません。
全体図
拡大
少し後ピンで、頭の後ろの方、肩、左下の机、あたりにピントがあっています。ネガを見たときはかなりピンボケだったのですが、白黒反転すると、十分満足できる写りです。右下の手の当りのボケ方が、いかにもペッツバールらしい感じで好ましい。右後方の電球は白トビしていますが、画面のコントラストには影響ないようです。撮影して頂いたFoto:Mutoriさん、ありがとうございました。
明るい部分の諧調が足りないようですので、以下にRAW現像をやりなおしました。
2015.2.18 RAW-JPEG変換やりなおし
FUJICOLOR CDを見ると、ネガフィルムのスキャン時には”リニア”で変換しているようです。つまり、スキャンした光の強さと、出力するJPEGの光の強さが比例関係にあるようです。普通デジタルカメラでは、撮像素子が検知した光の強さの対数をJPEGに出力しているようです。フィルムを複写したRAWデータを現像する時に、”リニア”を選ぶと、フジカラーとほぼ同じ画像が得られました。これを参考にして、8x10のモノクロフィルムを複写したRAWデータの現像条件を調整してみました。このフィルムの場合、比例と対数の中間あたりが良いようですので、”比例”だとつぶれるネガ上の明部(プリントでは暗部)をトーンカーブを使って少し持ち上げて、”対数”に近付けました。
”リニア”で現像。 Using Linear option in DPP RAW to JPEG conversion
拡大図
ハイライトに重点的に諧調が割り当てられたようで、普通の写真になりました。その代わり、ピンボケなのが目立つようになりましたが。