2015.8.8 Kyoto 京都
Monochrome images:
Camera: Deardorff 5x7
Film: FOMAPAN 100 4x5
Voigtlander & Sohn in Wien No 3178 (1848年、嘉永元年製造)
Color images:
Camera: Canon EOS 5D Mark II
J. H. Dallmeyer LONDON 2212 (1861年、文久元年製造)
猛暑の京都をデアドルフ 4x5と江戸時代のレンズで撮影。快くご協力頂いた皆様、ありがとうございました。
今回の現像は、スーパープロドール原液、24度(現像皿を氷水で冷やす)、現像時間4分。それらしい濃度のネガになりましたが、
真夏の日中、快晴、日陰という条件ではバックが明るすぎて、顔のコントラストをうまくコントロールできません。夕方4時以降に撮影したネガであれば希望通りのコントラストに仕上げることができました。
写真全体のコントラストと、顔の皮膚の滑らかさを両立させるのが難しいです。どうやら現像条件でコントロールできることと、できないことがあるようです。引き続き研究します。
奄美大島から。とても元気。
空が入りすぎると良くないので、三脚を目いっぱい伸ばしてカメラを下向きに。空の面積が減って、少し落ち着いた写真になりました。
八坂の塔を坂の上から撮ると、午前中は順光ですがモデルを頼める人が少なく、日陰もない。夕方は通行人が増えて日陰もできますが、塔が逆光になります。真夏でなければわりと撮りやすいのですが。
夕方になって完全に日陰になった一念坂は撮りやすい。
白川巽橋にて。これも夕方なので撮りやすい。
スムーズに撮影できるように気を遣って頂きました。とても感じのいいお嬢さん。
三年坂の上にて。この場所は三脚を立ててもあまり邪魔にならないので気に入っています。
台湾から。日本は初めてだそうですが、日本語上手でした。しばし中国語の練習。
これは午後5時頃なので、いい感じのコントラストになりました。白川巽橋付近。
ちょっとレンズがライズしすぎで上の方がケラレた上に、右上には何か写りこんでいます。また、太陽が真上にある時に、白い着物を写すのが難しいことが分かりました。
立ち位置が左右逆にして、白い着物に黒いバックにした方がよかったと思います。
ねねの道の南側入り口付近。ここは木陰が多く、日中でも割と撮影しやすい。
バックが明るすぎるのでやむを得ないとはいえ、顔が暗すぎたので画像を加工しました。二年坂の上には日陰があるのですが、下の方は炎天下で、ポートレートには難しい光線状態です。
三年坂の一番下。新しい撮影場所を開拓しようとしています。人通りが多くて、三脚を立てても邪魔にならなくて、人物が日陰になって、背景が美しい場所。
F=11 - 45, 0.5 - 1second
このレンズが作られたのはダゲレオタイプの時代なので、絞りもシャッターもなしでしたが、後にウォーターハウス絞りが追加されています。シャッターは付いていないので、すべてキャップで0.5
- 1秒露出。顔のコントラストがうまく出ていないカットもありますが、一応適正露出の範囲内(-2から+1 EV)だと思います。
F4.5, 1 sec
F22のウォーターハウス絞りを差し込むのを忘れて絞り開放で撮影したため、+4.5絞りくらいになっています。何も写っていないと思ったのですが、念のため現像してみると、
それなりに写っていました。絞り開放時のペッツバールレンズの特徴が出ています。