2017.4.2 千代田のさくらまつり 江戸・明治写真館

Monochrome 4:5 images
縦横比が4:5の写真は安政五年にロンドンで製造されたレンズと明治20年代にパリで 製造された木製カメラで撮影。
Lens: A. Ross London 6008 (1858)
Camera: E.MAZO Paris (1890s)
Film: FOMAPAN 100 4x5 inch, F64, 1/2 second by cap

Monochrome 1:1 images
縦横比が1:1の写真は昭和五年にドイツで製造された二眼レフカメラで撮影。
Camera: Rolleiflex Original No. 97908 (1930)
Lens: Tessar 1:3,8 f=7.5cm Nr. 1263382 (1930)
Film: Fijifilm ACROS 100 120 modified to 117

Color or 2:3 images
縦横比が2:3の写真は万延元年頃パリで製造されたレンズをEOS 5D Mark IIに取り付けて撮影。
Camera: Canon EOS 5D Mark II
Lens: Darlot Paris Petzval (1860s) 100mm F3.6

3月24日、25日、26日、4月1日、2日の五日間にわたり、「千代田のさくらまつり」の特別イベントとして 千代田区観光協会主催の「江戸・明治写真館」を開催。銀座でやっている江戸時代のレンズを使った撮影を桜咲く 江戸城清水門をバックに行おうという企画。ご参加頂いた皆さま、ご協力頂いた皆さま、ありがとうございました。 日本カメラ博物館の協力で本物の「首押さえ」を特別に借用。田村写真からも特別な支援を頂きました。 写真の掲載許可を頂いた皆様、ありがとうございました。


左:1月に撮影したパンフレット用写真。右:いろいろと協力頂いた田村写真の田村さんと私。


太陽光が強すぎてF64 1/4秒くらいです。コントラストが強すぎて苦戦。




今年は寒くて3月25日の時点ではまだ桜が咲いていません。造花で演出。造花を持つ手が写ってしまったのはご愛敬。



雨の日は室内でLED照明で撮影。75WのLEDをフル発光させるとF16まで絞れます。



雨の日でも庇の下で撮れますが、引けないのでアップになり、あまり背景は入れられません。







左の方には首押さえを使って頂きましたので止まっています。右の方は首押さえを使わなかったのでブレています。 明るい空からのゴーストはハレ切りをしても逃れられません。1860年代までのペッツバールレンズは後玉の中で乱反射が 起きているように思えます。1900年ごろになると改善されてますので、同じように見えるペッツバールレンズも徐々には改善されたようです。




龍馬会からも参加頂きました。紋付の紋は坂本龍馬の紋だそうです。





足下に首押さえの影が写っています。